眩暈について|一宮市のさわやか接骨院はり灸院

寝返りや起き上がりの時に一時的に天井がぐるぐる回る、急にふわふわすることはありませんか?

目眩には様々な種類があり、大きく分けると『回転性めまい』『浮動性めまい』『立ちくらみを伴うめまい』の3種類に分けられます。

○回転性めまい : 天井が回る、目が回るような感覚や身体が傾いていく感覚

○浮動性めまい : 頭がふわふわしたり、倒れそうになる感覚

○立ちくらみを伴うめまい : クラっとする感覚

めまいはどのようにして起こっているのでしょうか?

めまいの原因は耳の1番奥にある内耳か脳のどちらかにあることが多いです。音の情報を送る内耳と音の信号を受け取る脳のどちらかに異常があることで引き起こします。

まず、内耳とは耳の1番奥にあり、かたつむりのような形をしています。うずを巻いているのが蝸牛、かたつむりの顔のような所が三半規管、首のようなところが前庭です。これらが内耳に属します。

蝸牛は中の内耳液の振動で音を感知する役割があり、三半規管や前庭は体の平衡感覚を感知する役割があります。細かく分ければ三半規管は頭と体の回る感覚を察知し、耳石器は中にある耳石が動くことで体の傾きを察知しています。

この内耳に問題がある場合、考えられるめまいの症状は良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎などがあります。

良性発作性頭位めまい症の特徴はぐるぐる回るようなめまいが数分続き、寝返りなど頭の向きが変わる度にみられるようなものです。耳石器にある耳石の一部が三半規管に入ってしまうことでめまいが起きます。

前庭神経炎の特徴は風邪などウイルス感染による前庭神経の炎症や血流が悪くなることにより一時的に回転性のめまいが現れるようなものです。

メニエール病の特徴は内耳の中のリンパ液が何らかの原因で過剰に増えてしまい腫れる内リンパ水腫が原因とされています。

ほかと違ってめまいの他に耳鳴りや難聴を伴い、10分程度〜数時間続きます。また1回だけでなく何回も反復するのも大きな特徴となります。

これらの症状がめまいの原因のおよそ40〜55%を占めていて鍼やストレッチを用いた施術がとても有効です!

2番目にうつ病などの精神的な原因、わずかに脳卒中などの脳での異常が原因となります。

ちなみに、何かの拍子に急に立ち上がった時にクラっときた経験をしたことのある方も多いと思います。それは前庭自律神経反射という立ち上がった時に血圧を上げて効率よく血液を送るという反射に異常があったときにみられる現象です。

当院ではめまいには頭〜肩にかけての血流改善と自律神経の調整を目的に筋肉の緊張を緩めていきます。後頭部の筋肉には筋紡錘という筋肉の長さの変化を脳に伝える機能がたくさんあり、とても精密で脳に繋がる神経に繋がっています。頭の位置のバランスを取ったり、目の動きを制御したり、体の姿勢調整を行っている場所でもあるため、めまいの改善にとても有効なところでもあります。

この後頭部や肩、肩甲骨の緊張をストレッチ×呼吸法により身体に負担をかけることなく緩めることで血流の改善を図ります。またソーマダインを併用して自然治癒力を高めると共に自律神経を整えて脳からリラックスさせることで副交感神経を優位にしたり身体の機能を高めます。

鍼を使う場合は、首や肩の緊張を取るのと併せて血液を創る『肝』や耳の機能を高めて『肝』と機能を高め合う『腎』を補ったり、身体の水分の流れを調整する効果があり、めまいの症状にもよく効く『中渚』などその方に必要なツボを選びながらお一人お一人に最適な施術させていただきます。

ぜひさわやか接骨院にご相談ください!

執筆者:【柔道整復師 はり師 きゅう師 柔道3段】
院長 高木さやか

こんにちは、一宮市のさわやか接骨院はり・灸院 院長の髙木さやかです。ホームページをご覧頂きありがとうございます。
当院は『患者さまが笑顔で日々を送れるように全力を注ぐ』ことを最も重点として、痛みの緩和、改善、身体と心の不調を取り除き、その先にあるQOL(quality of Life)生活の質の向上を考えております。